試験の形式と出題範囲

試験は毎年1回実施され、すべてマークシート方式で行われます。

受験の流れ
  1. 受験申込:例年4月中旬~5月31日頃まで
  2. 受験料:15,000円
  3. 受験表交付:試験日の数週間前
  4. 試験日:例年8月の第4日曜日
  5. 合格発表:試験日の約1か月後
受験資格

試験を受験するには、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。

  • 学歴要件: 大学・短期大学・高等専門学校の卒業、または所定の単位を修得していることなど。
  • 実務経験要件: 労働社会保険諸法令に関する事務に3年以上従事した経験があることなど。
  • 国家試験合格要件: 厚生労働大臣が認めた特定の国家試験(例:行政書士試験など)に合格していること。
2つの出題形式
  1. 選択式試験(穴埋め問題)
    • 長い文章の中にいくつかの空欄があり、その空欄に当てはまる正しい語句や数字を選択肢の中から選んで埋める形式です。
  2. 択一式試験(五肢択一)
    • 5つの選択肢の中から「正しいもの」または「間違っているもの」を一つ選ぶ形式です。
出題される科目(全10科目)

出題範囲はとても広く、大きく「労働関係の法律」と「社会保険関係の法律」に分かれます。

分野科目内容
労働関係・労働基準法
・労働安全衛生法
・労働者災害補償保険法
・雇用保険法
・労働保険の保険料の徴収等に関する法律
・労務管理その他の労働に関する一般常識
働く時間、給料、休日、安全衛生、失業したときの給付など
社会保険関係・健康保険法
・厚生年金保険法
・国民年金法
・社会保険に関する一般常識
病気やケガの医療費、老後の年金、出産時の手当など

次の章では「社労士試験の合格に必要とされる勉強時間」について解説します。