社労士試験は難関試験であり、特に初学者は効率とモチベーションの維持が重要になります。費用面だけで独学を選ぶのではなく、「合格までの時間」や「効率」を考えた選択が成功への近道です。
おすすめは教室通学！
最初の1年間は通学（予備校や専門学校）が最もおすすめです。
学校の費用は1年で10万円〜20万円程度ですが、内容を考えるとコスパは非常に高いと言えます。
理由1：圧倒的な「効率の良さ」と「時短」
- 試験に出るポイントに絞れる：
範囲が広い社労士試験において、プロの講師が試験に出る重要部分を中心に教えてくれるため、無駄な勉強を省き、最短ルートで合格を目指せます。 - 覚え方のテクニック：
覚えにくい数字のゴロ合わせや、科目を横断した効果的な暗記法など、独学では得られないノウハウを教えてもらえます。
理由2：モチベーションの維持と相談体制
- 一緒に頑張る仲間：
同じ目標を持つ仲間の存在は、モチベーションを維持する最大の力になります。切磋琢磨し、情報交換できる友達ができるのは大きなメリットです。 - 適切なアドバイス：
講師は試験に合格した先輩であり、これまで多くの受験生を見てきています。勉強に行き詰まった際や不安に思った際に適切なアドバイスを受けることができます。
独学は「非効率」になりがち
「お金がないから独学」という気持ちは理解できますが、独学は非効率になりがちです。もちろん、独学では合格できないということはありませんが、条文やテキストを読んだだけで内容がスッと頭に入るような法律知識を持つ天才向けなので、おすすめはしません。
独学で試験に出ない部分まで時間をかけてしまうくらいなら、その時間をアルバイトにあてて学校の費用を稼ぎ、プロに効率の良い勉強法を教わった方が、結果的に合格までの時間を短縮できます。
通信講座を選ぶ際の注意点
通学する時間がない社会人や、近くに学校がない場合は通信講座も有効な選択肢です。
初学者の場合は必ず「動画付き」を選び、テキストのみの通信講座は避けてください。分厚いテキストの山を見ただけで挫折したり、内容が理解できずに行き詰る可能性が高まります。映像（動画講義）でプロの解説を聞くことが、理解を深める鍵になります。
また、2年目以降の再受験者については、通学から通信に切り替えるのも有効です。学校への通学時間分を勉強時間に充てられます。ただし、1年目でできた友達や、先生とのつながりは大切にしてください。
どの方法を選ぶかはあなた自身の状況次第ですが、「合格への最短距離」を考えた際に、学校や通信講座を活用することは非常に有効です。
次の章では「おすすめの学校」について解説します。